やむを得ず人工妊娠中絶をご検討される方は、様々な不安を抱えていらっしゃると思います。
私たち池袋クリニックは、患者様にできる限り納得していただいた上で、人工妊娠中絶手術を受けて頂き、その不安を乗り越えていただけるようにサポートを行っています。
一言で中絶といっても、妊娠の状態は様々です。
帝王切開歴・合併症・喘息をお持ちの方などは手術の難易度が高く、他院から対応が難しいと言われている方もいらっしゃるかと思います。
当院の院長である村上医師は、母体保護法指定医を1999年に取得、20年以上の経験があり、そのような 難しい手術にも対応しています。母体保護法指定医師研修施設の指導医でもあります。
また、人工妊娠中絶手術を受けることができる期間は、21週までとなっています。その中でも、当院で対応しているのは11週までの初期中絶です(入院が必要な中期中絶は行っておりません)。
お身体の負担も考えると、初期中絶期間の段階に行う方が望ましいです。
まずは、今の状態を知るためにも、中絶すると確定していない状態でも良いので、いち早くご相談いただければと思います。
人工妊娠中絶手術で痛みを感じるのは、子宮頸管を広げる術前処置が原因です。そのため当院では、術前処置は行いません。これにより当院の人工妊娠中絶手術は痛みを感じにくく、麻酔で眠っている間に手術を終えることができます。
麻酔による呼吸抑制をなるべく防ぐために、2種類の麻酔薬を併用しています。
これにより、更に痛みを感じにくくなり、結果的に麻酔用量を減らせるので呼吸抑制が起こりにくくなります。
日本で行われている人工妊娠中絶手術の方法は、「吸引法」と「掻爬(そうは)法」があります。吸引法は、WHO(世界保健機関)で初期中絶手術の世界標準として推奨されていますが、日本では吸引法の普及率が高くありません。当院では、子宮内膜を傷つけない術式が大切だと考え、吸引法を採用しています。
中絶手術が難しいかもしれないとお悩みの方もご相談ください。
帝王切開歴のある方や、喘息をお持ちの方にも専門の医師が対応します。
手術後1週間以内の低用量ピル服用をおすすめしています。術後に、ピルを服用することで、ホルモンバランスの崩れを、正常な月経周期へ回復させることと、子宮内膜が回復しやすくなる効果が期待できます。
ピルについての詳細はこちら術後に腹膜炎を起こさないためにも、感染症などの術前検査をしっかり実施しています。
手術と同時に、子宮内避妊リングを挿入できる技術があるのも池袋クリニックの特徴です。
子宮内避妊リング:IUSについての詳細はこちら人工妊娠中絶手術が可能な期間は法律で定められているため、妊娠週数をしっかり把握する必要があります。21週6日以降は法律上、人工妊娠中絶手術を行うことができません。
妊娠の可能性があると感じたら、すぐに妊娠しているかの確認をし、出産をするのか、人工妊娠中絶手術をするのかをパートナーと話し合うことが必要です。
妊娠の期間は最終生理日からも数えることができます。そこから妊娠に気付くまでに4~5週間ほどですが、普段生理周期が不安定な方などは、思ったよりも週数が進んでいることもありますので、注意が必要です。
人工妊娠中絶手術の決意が固まっていない状態でも、早めにご相談ください。
初期中絶とは、妊娠4週目~11週6日目までの期間です。中期中絶と比べて中絶費用・料金を一般的には抑えることもできます。
平均的な手術時間は5~10分です。麻酔から覚めて安全に歩行ができるようになったら退院となり、日帰り手術が可能です。
中期中絶とは、妊娠12週目~21週6日目までの期間に行う中絶手術です。
初期中絶と違って大掛かりな手術になります。また、手術を行えるクリニックも限られています。
(※当院では実施しておりません)
妊娠検査だけでなく、子宮頸部癌検査、血液型検査、感染症(HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・淋菌・クラミジアなど、すべての性感染症)検査を含みます。
新型コロナウイルスの影響で、経済的状況を理由にやむなく中絶を選ばれるケースが生じています。
当院では少しでも経済的負担を減らせるように、当面の間「人工妊娠中絶手術」の費用を、通常110,000円(税込)のところ、上記の通り変更いたします。
妊娠が双子の場合や、他院にて手術を断られた等で「難易度の高い手術」と医師が判断した場合、追加料金が発生する場合がございます。
例)帝王切開歴がある方、喘息疾患がある方、日本語でのコミュニケーションが難しい方等
当院では、クレジットカード払いをご利用いただけます(カード分割も可能) 。
人工妊娠中絶手術を受ける意思が確定していない状態でも、まずはご自身の体の状況を把握することが大切です。早めにご相談ください。
診察は、予約無しでも受診可能ですが、ご予約いただいたほうがスムーズです。
予約無しでお越しになる場合は、受付時間内にご来院ください。
お問い合わせは専用ダイヤル、ご予約はWeb予約よりご予約ください
正常妊娠かどうかの確認と、正確な週数を出します。
その際に、手術について、術後のケアなどを担当医より丁寧にご説明いたします。不安な点などある場合は、納得行くまでお尋ねください。
また、血液検査では、HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・血液型を調べ、内診検査で子宮頸部癌検査・淋菌感染症検査・クラミジア感染症検査をおこなっております。
※クラミジアに感染している状態で人工妊娠中絶手術をすると、手術後に腹膜炎になってしまう可能性があるので、必ず手術前に色々な婦人科疾患がないかを確認させていただいております。
動画を使ってわかりやすく中絶手術前のご案内をしております。
(閲覧にはパスワードが必要となります。当グループで手術の予約をされた方にパスワードをお伝えします。)
人工妊娠中絶手術は痛みをあまり感じることなく、麻酔で眠っている間に終了します。
当院では、術前処置といって、子宮頸管を広げる処置を行いません。
静脈麻酔後、あまり痛みがわからない状態で細い器械で丁寧に子宮頸管を広げることによって、安全性は変わりなく人工妊娠中絶手術ができます。
手術時間は約10分程度で、吸引法という吸引器械を使用した方法で手術を行います。吸引法で手術をすると、手術に要する時間が少なくてすみ、術後炎症を起こすリスクを減らすことがます。
また、子宮内に妊娠成分の遺残が少なくなり、手術後の子宮の回復を促します。
大体2~3時間後には歩ける様になりますので、それまではベッドでゆっくり眠っていただき、ご帰宅となります。
ご帰宅後はなるべく安静にしていただきますが、夜寝る前のシャワーなどは構いません。翌日からデスクワークなどの軽い労働も問題ありません。
人工妊娠中絶手術は様々なリスクが伴います。リスクを最小限に抑えるために、
手術前の検査はとても重要です。当院では、以下のような検査を行っております。
事前の感染症検査は非常に重要です。
例えば、クラミジアに感染している状態で人工妊娠中絶手術をした場合、手術後に早い段階で治療をしないと腹膜炎にまでなってしまう可能性があります。
様々な可能性を考えて、事前にしっかり感染症をチェックし、把握しなくてはなりません。
手術中の出血量が多かった場合に、貧血が悪化する可能性があります。
そのため、手術前に貧血の度合いが問題ない状態かをチェックします。
超音波検査では、妊娠週数の確認をします。
池袋クリニックで人工妊娠中絶手術が行えるのが11週6日までのため、週数の確認はとても大事になります。
週数の確認以外にも、正常な妊娠かどうかをしっかりとチェックをします。
術前診察時に手術同意書をお渡しします。手術当日までにご記入ください。同意書には、ご本人と、配偶者(パートナー)に署名いただく欄があります。署名は、必ずご本人が書き、捺印してください。
※配偶者(パートナー)の欄について
手術同意書は、配偶者(パートナー)の同意が原則として必要となります。しかし、事情により配偶者(パートナー)の同意を得られない場合は、術前診察時に医師にご相談ください。
当日は自分で自転車や自動車を運転せずに起こしください。
帰宅後は、室内での日常生活・外出時、共に無理のないように安静にお過ごしください。
入浴はクリニックから許可が降りるまではシャワーのみにしてください。性交渉は最低でも2週間は避け、出血が収まってからにしましょう。
術後の検診費用は手術代に含まれています。
人工妊娠中絶手術後の後遺症として、中絶後遺症候群(PAS)があります。
精神的にストレスをかかえ、心の病気として「心的外傷後ストレス障(PTSD)」の症状があらわれるものです。人工妊娠中絶手術を受けた方の20%に生じると言われています。
症状の例としては、精神的に不安定になり、怒りやすくなったり気分が鬱ぐ、不安感、眠れない、物事に集中できない、何度も手術時の事を思い出してしまう、胃腸障害、吐き気、動悸がするなどです。
術後すぐに発熱など酷い風邪のような症状がみられる場合は、子宮で感染症をおこしているか、麻酔や抗生物質などの薬物アレルギーの可能性があります。
出血が長く続く場合は、子宮の入口の頚管を裂傷しているか、子宮内壁を損傷している、もしくは子宮内に残留物がある可能性があります。
術後1週間から4週間は不正出血が見られることはありますが、大量に出血したり、違和感を感じるのであればすぐクリニックへお電話でご相談ください。
池袋クリニックでは、人工妊娠中絶手術によって、残念ながら誕生する事ができなかった胎児へのお悔やみの気持ちと、毎月安全に手術ができている事への感謝を当院の理事長自らが毎月お寺にて、水子供養に参拝しております。
また、妊娠初期(11週6日まで)の方を対象に、痛みを感じにくくする独自の麻酔法と中絶手術法で、日帰りで母体に負担の軽い中絶手術を心がけています。
人工妊娠中絶手術は、どこでもできるものではありません。母体保護法に基づいて、都道府県の指定する医師が行うものと規定されています。池袋クリニックで中絶手術を行う医師は、東京都で母体保護法の指定医を受けております。
安心してご来院ください。
専用ダイヤルもしくWeb予約よりお問い合わせ・ご予約ください